せんくらの楽しみ方

■ 仙台フィルハーモニー管弦楽団

(1)2006年06月11日

仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏事業部長:野崎明宏です。「せんくら」ブログ初登場です。

実は、かなり前から仙台市市民文化事業団の丹野さんから書くようにと言われていて、『○日までに書きますから』とか『遅れていてスミマセン』とか言って逃げていたのですが、『本日24時までに』と言う最終通告(?)を受け、全ての仕事をストップして書きはじめました。

さて、いよいよサッカーの「ワールドカップ」が始まり、サッカー小僧の私としては、連日睡眠不足が続くことを覚悟しております。仙台フィルは「せんくら」に4公演出演するのですが、101回目つまり最後を飾る演奏会で行なう「アイーダ」凱旋の場のメロディはサッカー日本代表の応援歌に使われています。

と言うことで、フィギィア・スケートの荒川選手「トゥーランドット」の時のように「アイーダ」のCDが売れているかもと思い、アマゾンのクラシック・チャートを覗いてみました。『まだでした!』

しかしながら、6月21日発売予定の「ミオ・クラシコconducted by 宮本恒靖」と言うCDが第2位に入っているではありませんか! 宮本恒靖ってご存知ですよね?
サッカー日本代表ディフェンスの要、あの宮本選手です。CDはクラシック・ファンの彼が自ら選んだコンピ・アルバムですが、第1曲目はやはり「アイーダ」凱旋行進曲! 

これを機会にまた、全国で「アイーダ」が広く知られるといいなと思います。「せんくら」は10月なので、少し時間がありますが、「生アイーダ」をその時まで楽しみにしておいて下さい。

それと、『みんなで日本代表を応援しましょう!』

【オマケ】「せんくら」では、この曲にしか使われない「アイーダ・トランペット」も使用する予定です。

仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏事業部長 野崎明宏(のざき・あきひろ)
http://www.sendaiphil.jp/

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(2)2006年06月12日

仙台フィル:野崎明宏第2弾です。今回は「私の履歴書」(音楽編)を書きます。

初めて音楽に触れたのは、幼稚園時代に母親に言われて「ヤマハ音楽教室」でオルガンを習い始めた時ですから、4歳でしょうか。足踏みだったか、すでに電気オルガンだったか、思い出せませんが、小学校2年生の時に家に「アップライト・ピアノ」と言うとても大きな荷物が運ばれて来ました。

とは言え、単純な「ハノン」の練習が好きでもなく、「楽譜カード」と言うのを渡されて「ツェー」とか「ベー」と言わされるのがとても苦痛だったので、レッスンに行くふりをして学校でサッカーをしていました。当然、すぐにバレて母親に怒られ、ピアノは小学校の途中でやめてしまいました。つまり、最初の「音楽」との出会いは不幸でした。

中学に入ると、楽譜が読めると言うことでブラスバンド部に無理やり引きずり込まれ、「ホルン」を無理やり渡されましたが、行進曲ではメロディがほとんど無い楽器なので、つまらなくなりかけた頃にトランペットに変わり、とても楽しくなりました。その先生は、最近亡くなられた宮川泰先生と同時期に大学でジャズを演っていたらしいのですが、今では考えられないことに、夜になると中学校の音楽室で街の音楽愛好家を集めて、歌謡曲を演奏して楽しんでいました。一度だけ、そのバンドに参加させてもらったのですが、大人になったような気分で嬉しかったのを覚えています。

「音楽はオモロイデ!」と、いつも酒で赤い顔をして笑っていた先生は、若くして肝臓がんで亡くなりました。、それから40年ぐらいたった今でも音楽の仕事を続けていられるのは、「音楽の楽しさ」を教えてくれたその先生のお陰だと思っております。

その後色々な音楽体験をして、今はひとりでも多くの人に「音楽の楽しさ」を伝えるための環境作りの携わっていますが、今度はなかなか心から楽しむと言うことが出来
なくなってしまいました。演奏を批判的に聴いたり、価値判断をしてしまうのは、一種の職業病でしょうか?

引退したら、大好きなオペラをいっぱい見たいと思っているのですが、その時に心から楽しめるかどうか、自信がありません。(悲しい・・・かも)

「せんくら」に来てくださる方には、心から楽しんで欲しいと思います。でも、客席で「演奏がうまく行ってくれ」と心の中で叫びながら、毎回胃が痛くなるほど緊張して聴いているおじさんもいます。(私です!)

仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏事業部長 野崎明宏(のざき・あきひろ)

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(3)2006年06月13日

仙台フィルハーモニーの野崎さんからSOSが入りまして(?)、代わって1回だけ仙台フィルのPRブログを書きます。といっても私、5月10日の「オーケストラって不思議」というブログの中で、すでにいろいろ書いておりますので、今回は別の観点から。

仙台フィルはここ数年とみにうまくなったと言われております。特に中央の評価が高くなったのは、99年と2000年の支倉常長オペラ「遠い帆」の上演で、三善晃ワールドを遺憾なく発揮したことが大きかったのではないでしょうか。支倉オペラは詩人の高橋睦郎さん台本で、三善さん作曲という異色の組み合わせに加え、何より三善さんが作曲した初めてのオペラということもあり、日本音楽史上画期的な出来事としてとらえられました。会場となった宮城県民会館と仙台市青年文化センター、東京文化会館、世田谷パブリックシアターにはこの上演を心待ちにしていたファンが溢れ、特に中央のファンや、音楽評論家の方々からは「仙台フィルの演奏は素晴らしい」という声があがったものです。仙台国際音楽コンクールのホストオーケストラとしての演奏ぶりも全国評価に拍車をかけました。

音楽の友社によるクラシック人気ランキング調査によると、国内オーケストラ人気No1は世界のN響、仙台フィルは15番目にランクされています。私はこれはいわゆる地方オーケストラとしては大健闘だと考えています。何しろ組織が財団法人化したのは92年のことなのですから。まだまだ若いこれからのオーケストラなのです。

仙台フィルが確実に実力をつけ、定期演奏会にも多くのファンが足を運ぶようになった背景はいろいろあるでしょうが、忘れてはならないのが定期演奏会を2日制にしているということです。仙台フィルのフランチャイズは仙台クラシックフェスティバルのメイン会場となる仙台市青年文化センターのコンサートホールですが、ここは座席数が802席と中規模ホールです。仙台フィルは現在年間9回の定期演奏会を行っていますが、802席では聴衆を収容しきれないため、いずれの定期演奏会も2日間ずつ行っております。実はこの緊張を強いられる本番を2日間ずつこなすということがレベルアップにつながり、聴衆の側にも聴く日時をチョイスできるという相乗効果を生んでいます。

2000年の仙台フィルヨーロッパ公演には私も同行いたしましたが、聴衆の方々はもちろん、いずれの国のメディアにもあたたかく迎えていただきました。そんな仙台市民の誇りでもあるオーケストラが、精一杯の演奏で皆様をあたたかくお迎えさせていただきたいと思っております。何しろ今フェスティバルの主催者の一人なのですから。

仙台市市民文化事業団事業課長 佐藤憲男(さとう・のりお)

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(4)2006年06月14日

仙台フィルハーモニー管弦楽団では、毎年4月に「オーケストラと遊んじゃおう!」という、その名のとおり子どもたちがオーケストラと遊んでしまうことのできる演奏会を開催しています。毎回、楽団員の皆さん、オーケストラの事務局の皆さんが、打ち合わせを重ねて構成を吟味し作り上げるこの演奏会、5回目を迎えた今年は、着ぐるみで演技しながら演奏した方もいたりと、ますます楽しみが増えていました。

演奏の前には、楽団員の皆さんの指導のもと、楽器を鳴らしてみることができたり、楽器の音がでる仕組みを応用した手作り楽器を楽団員さんと一緒に作るコーナーなど、子どもたちが楽しみながらオーケストラと楽器に親しむ場がたくさん用意されています。そのなかでもうちの子どもたちが楽しみにしているのが打楽器コーナー。ティンパニなど、オーケストラに登場する楽器はもちろん、身近にあるものも楽器になるよ!ということで紹介されているお玉や何やらでガンガン音を鳴らすのが楽しいらしく、毎回、時間いっぱい遊んでいます。

そのなかでも今年のお気に入りは”ドラム”。といっても太鼓ではありません。通称電ドラ(=電工ドラム)、延長コードのごついのです。コードを巻くための取っ手を回すと、コードの代わりに付けられた板(?)の振動により音が鳴るというもの。あまりの意外性と面白さに、写真にまで収めた息子たちでしたが、こういったさまざまな工夫を凝らして楽器の魅力、オーケストラの魅力を伝えてくれようとしている楽団員の皆さんの、音楽への深い愛情が感じられる演奏会でもあります。

「せんくら」では、メンデルスゾーンの結婚行進曲などどこかで聴いたオーケストラの名曲、モーツァルトの名曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲、ベートーヴェンの第九...と、実にさまざまなプログラムを演奏してくれます。

3歳以上の方が入場できるコンサートですので、今年の「オーケストラと遊んじゃおう!」のチケットが買えなかった皆様、『オーケストラと遊んじゃおう!」が楽しかった皆様、「せんくら」の仙台フィルもぜひ楽しんでください。

仙台市市民文化事業団 丹野裕子(たんの・ゆうこ)

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(5)2006年06月15日

□101回の最初の演奏会(前半)

この第1回目の「どこかで聴いたオーケストラ名曲」は、このコピーのとおり「せんくら」のコンセプトを代表する内容です。パンフレットには4曲の題名が書かれていて「他」となっておりますが、この「他」を世界初公開して「どこで聴いたのか?」思い出してみましょう!とは言え、私の場合は毎日オーケストラの曲を聴いていますので私自身は「どこで聴いたか?」といわれると困ってしまいます。おそらく、みなさんは「映画」「CM」「ドラマ劇中音楽」「学校の授業」などでしょうか。

1.ビゼー:歌劇「カルメン」組曲より トレアドール         
少し前のTV番組中「何を作ってるんでしょうか?」と言う画像がだんだんハッキリしてくる時の音楽に使われていました。これが私の「どこかで聴いた〜」です。番組
の名前は何だったでしょうか?他にも、テンポの良さとおそらく最初の1フレーズの長さがちょうど良いせいか、バラエティやCMでも多く使われていると思うのですが、いざ商品や番組を考えるとどれだったのか思い出せません。

2.バッハ:G線上のアリア

この曲の原題は「管弦組曲第3番ニ長調BWV.1068第2曲アリア」ですが、バッハが亡くなって随分経ってからヴァイオリンの一番太い弦(G線)だけで演奏するようになって有名になったようです。インターネットで検索したところ、CD65枚を収集したサイトがありました。こんなにCDが出ているとなると「どこかで聴いた」どころの騒ぎではありません。もちろんほとんどが編曲されたもので、歌あり、楽器あり、オルゴールあり、何と水音と言うCDもあるようです。それだけ、みなさんがこの曲に共感していると言うことですね。最近では、吉永小百合さんの登場する某電機メーカーのテレビのCMで耳にします。

3.メンデルスゾーン:付随音楽「真夏の夜の夢」より 結婚行進曲

人生最大のイヴェント(?)の時に必ず耳にする曲です。私は以前にトランペット吹いていたのでこの曲は何度も演奏しました。縁もゆかりもない人の結婚式で吹いた事
も何度かあります。もう1曲の有名な「結婚行進曲」(ワーグナー作曲)は荘厳でゆったりしているので、結婚式場では、場面に応じて2曲を使い分けているようです。

最近、結婚披露宴をホテルや式場ではなく、パーティ形式でレストランなど色々な場所で行うことが増えてきていますので、この曲を余り聴かなくなりました。そのうち
に「昔聴いた〜」となってしまうかも。

続きはまた明日…。

仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏事業部長 野崎明宏(のざき・あきひろ)
http://www.sendaiphil.jp/

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(6)2006年06月16日

□101回の最初の演奏会(後半)

4.マーラー:「交響曲第5番」より アダージェット

トーマス・マン原作・ヴィスコンティ監督の名作映画「ベニスに死す」(1971年公開)で一躍有名になった曲と聞いていますが、恥ずかしながら、私はこの映画を見ていません。ですから、少し観点を変えて(逃げて?)書くことにします。オーケストラがこのように交響曲のひとつの楽章だけを抜き出して行うことは、余りありません。例外的には、子供たち向けの音楽鑑賞教室で演奏するベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第1楽章でしょうか。意外に思われるかもしれませんが、この次の「新世界より」第2楽章だけを演奏することはめったにありません。(これを機会に映画を見ます)

5.ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」第2楽章

この曲は、最初のメロディが「家路」と言うタイトルで有名なので誰でもご存知でしょう、「学校の下校音楽」「夕方の時刻を知らせる音楽」にも多く使われています。私はこの曲を聴くと「ほぼ暮れかかった秋の夕暮れ」が頭に浮かびますが、みなさんはいかがですか?作曲家ドヴォルザークは、晩年アメリカに渡って音楽院の校長先生になったのですが、母国ボヘミヤへのホームシックはかなりひどかったようです。メロディは黒人霊歌にインスピレーションを得たと言われていますが、「家路」につく事が出来なかった彼の切ない想いがこのメロディに詰まっていると思います。

6.チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より 花のワルツ

CM音楽でクラシック音楽が一躍脚光を浴びたのは、某人材派遣会社のチャイコフスキー作曲「弦楽セレナーデ」でしょうか。それまでにも多くのクラシック音楽がCM
に使われていましたが、このCMほど強烈なインパクトはありませんでした。不思議なもので、何度か見ているとチャイコフスキーがこのCMに音楽をつけたのではと思
えるほどです。(そんなことはありません!)演奏会でこの曲を行うと、最初の部分で客席から必ず「失笑」が聞かれるほど有名になったことにチャイコフスキーは喜んでいることでしょう。

「花のワルツ」のほうは、最近はどうも「焼肉のたれ」CMに使われているようです。以前にも他のメーカーでも「第九」とか「カルメン」とかが使われていた記憶があります。クラシック音楽の「高級感」が「焼肉のたれ」に好まれているのでしょうか?

【オマケ】アンコールもご用意しております。曲目はCMでも何度も使われましたが、(少し古いのですが)私が一番印象に残っているのは「さけるチーズ」でした。どの曲かお分かりでしょうか?

仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏事業部長 野崎明宏(のざき・あきひろ)
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(7)2006年06月17日

今日は、101回の演奏会の第2回目の「モーツァルトのオーケストラ名曲」についてです。

テレビのワイドショーなどでも紹介されたので、今年は彼の生誕250年記念の年であることはクラシック音楽に興味のある人だけではなく、一般の人々にも少しは知られているでしょう。また、映画「アマデウス」(1985年公開)で彼の天才ぶりをご覧になった方もいらっしゃると思います。

1.歌劇「フィガロの結婚」序曲

歌劇(オペラ)「フィガロの結婚」は、休憩を入れると4時間を超える長い作品ですが、序曲は4分ぐらいで終わってしまいます。序曲と言うのは、歌劇の一番初めにオーケストラだけで演奏されるプロローグのようなもので、これから始まる歌劇の内容を暗示する音楽です。オーケストラの演奏会でも、いきなり重くて長い音楽ですと、お客様が音楽に入りにくい場合があるので、こういった軽い序曲を1曲目に演奏することがよくあります。「序曲」「協奏曲」「交響曲」というプログラムで行なう演奏会のことをギョーカイでは「定食メニュー」と呼んでいます。レストランのフルコースをイメージしているのでしょう。

2.セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より 第1楽章

この曲は、「モーツァルト名曲ベスト10」の中でも必ず上位に入る曲で、CMでも何度も使われています。この仙台クラシックフェスティバルが「せんくら」と短縮形を使うように、この曲もギョーカイでは、「アイネク」と言われています。ドイツ語を考えると「アイネ・ク」となり、少々おかしいのですが、語呂がよいのかそう呼ばれています。ウェブ・ログを「ブログ」と言うのも変だな〜。

3.ディヴェルティメント K.136より 第2楽章

たまにアンコールで演奏されることがありますのでご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、この演奏会で一番知られていない曲です。つまり「どこかで聴いたこと
がある」と言う「せんくら」のコンセプトから外れた作品ですが、モーツァルトの無名の作品もとても素晴らしい作品ばかりです。演奏会の楽しみのひとつに、一度も聴 いたことの無い素敵な曲との出会いもありますので、これを機会に「どこかで聴いた」曲になって欲しいと思いましたので・・・。

4.クラリネット協奏曲 第1楽章 (独奏:日比野裕幸)

クラリネットは、現在でもブラスバンドのメロディ楽器として大活躍ですが、モーツァルトの時代に発達して素晴らしい音色とメカニックを持つことが出来るようになった楽器です。彼はこの楽器をとても気に入り、一度書いた楽譜に後からクラリネットを書き足したそうです。独奏は、当団楽員の日比野裕幸です。

5.交響曲第40番より 第1楽章

交響曲41曲中、短調で書かれた曲は第25番と第40番の2曲しかありません。どちらも映画「アマデウス」で使われています。昔、小学校で長調は明るくて楽しい、短調は暗くて悲しいと教わりましたが、いろいろな曲を聴いていますと、一概にそうとは言えません。たとえば、「せんくら」第1回目演奏会のドヴォルザーク「新世界より」第2楽章の「家路」のメロディは長調ですが、明るくて楽しい音楽でしょうか?この第40番は「悲しみのシンフォニー」と呼ばれたりしますが、最初のメロディ「ため息」(タララン、タララン)はどちらかと言うと「癒し系」と感じるのは私だけ?

6.交響曲第41番「ジュピター」より 第4楽章

彼の最後の交響曲「ジュピター」は、ギリシャ神話の最高神「ゼウス」のことだそうです。(ローマ神話の「ユピテル」と同じ神)。ザロモンという人が、この曲の出来の素晴らしさをイメージして付けた表題です。最近ポップスでヒットしたJupiterやホルスト作曲:組曲「惑星」の木星と原意は同じですが、曲自体は全く関係ありません。この楽章の「ドーレーファーミー」というメロディは、第1番、第33番、ミサ曲などにも使われています。最初と最後の交響曲に同じメロディがあり、モーツァルトがこの曲を書き上げた3年後に亡くなるのはミステリー作家の喜びそうな題材ですね。

仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏事業部長 野崎明宏(のざき・あきひろ)
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