せんくら2007 出演者プロフィール


(c) 細谷秀樹

前橋汀子(ヴァイオリン)
MAEHASHI Teiko

出演公演

  • 2294464
    加藤洋之(ピアノ)と共演
 

公演スケジュール

2 10/6(土)12:45-13:30
仙台市青年文化センター/A.コンサートホール
64 10/7(日)12:45-13:30
仙台市太白区文化センター/F.楽楽楽ホール

〜巨匠によるロマンティック・ヴァイオリン作品集〜

エルガー
愛の挨拶
ブラームス
ヴァイオリン・ソナタ第3番
チャイコフスキー
メロディー
シマノフスキ
アレトゥーサの泉
ドヴォルザーク
わが母の教え給いし歌
ドヴォルザーク
スラヴ舞曲
ブラームス
ハンガリー舞曲第5番
29 10/6(土)19:30-20:15
仙台市太白区文化センター/F.楽楽楽ホール
44 10/7(日)19:30-20:15
仙台市青年文化センター/A.コンサートホール

〜巨匠が弾く定番中の定番!ツィゴイネルワイゼン他〜

クライスラー
愛の喜び
クライスラー
ウィーン奇想曲
フランク
ヴァイオリン・ソナタ第1、2楽章
マスネ
タイスの瞑想曲
シューベルト
アヴェ・マリア
ファリャ
スペイン舞曲第1番
サラサーテ
ツィゴイネルワイゼン

前橋汀子
MAEHASHI Teiko

日本を代表する国際的ヴァイオリニストとして、その演奏は優雅さと円熟味に溢れ、多くの聴衆を魅了してやまない。
5歳から小野アンナにヴァイオリンを学び、その後、桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋学園高校を通じて斎藤秀雄、ジャンヌ・イスナールに師事。17歳で旧ソ連国立レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)創立100年記念の一環として、日本人初の留学生に選ばれ、ミハイル・ヴァイマンのもとで3年間学んだ。
ここではヴァイオリンのテクニックのみならず、芸術全般にわたり幅広い基礎教育を受け、これが今日に至る前橋汀子の音楽的姿勢に大きな影響を与えたといっていい。
その後、ニューヨーク・ジュリアード音楽院でロバート・マン、ドロシー・ディレイ等の指導を受け、さらにスイスでヨーゼフ・シゲティ、ナタン・ミルシテインの薫陶を受けた。
レオポルド・ストコフスキーの指揮により、ニューヨーク・カーネギーホールで演奏会デビュー。国内外で活発な演奏活動を展開し、世界各国の代表的なオーケストラとの協演も数多く、ベルリン・フィル、英ロイヤル・フィル、フランス国立管、クリーブランド管、イスラエル・フィル等々枚挙に暇がない。指揮者もメータ、ロストロポーヴィチ、ケンペ、サヴァリッシュ、マズア、小澤征爾ほか多彩なマエストロたちと協演している。スイス・ロマンド管弦楽団とともに国連コンサートに招かれ、その演奏の模様は全世界に放送された。
また、レニングラードの変貌ぶりをレポートしたNHKテレビ番組『前橋汀子・わが心の旅』は多くの人々に感動を与えた。2006年12月にはテレビ朝日系『SmaSTATION-6』に出演、これまでの活躍ぶりが紹介された。
レコーディングにも意欲的に取り組み、デビューアルバム『チゴイネルワイゼン』、文化庁芸術作品賞を受けた『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全集』、その他『ヴィヴァルディ:四季』、『メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲』、『ヴァイオリン小品100曲選シリーズ全6巻』等々がある。それ以後、東京/サントリーホール、大阪/ザ・シンフォニーホールをはじめとする日本各地のホールで、これまでクラシックコンサートにあまり馴染みのないお客様にも楽しんでもらえるよう、小品を中心とした親しみやすいプログラムによるリサイタルを開催。特に自身の企画によるサントリーホールでの「アフタヌーン・コンサート」は大好評、今年2月で3回目を数え、2008年4月には4回目を予定している。一方、ヴァイオリン音楽の原点ともいえるJ.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスなどの作品の研究にもさらに力を注いでおり、イェルク・デームスとベートーヴェンのソナタを、アナトール・ウゴルスキとブラームスのソナタ全曲を共演。また、ブタペスト、東京に於いてフランツ・リスト室内管弦楽団とモーツァルトの協奏曲を協演し、好評を博した。2007年9月には王子ホールにてJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全6曲」全曲演奏会が予定されている。
2004年これまでのヴァイオリン奏者としての演奏活動に対し、日本芸術院賞を受賞。
現在、大阪音楽大学教授として後進の指導にもあたっている。

加藤洋之
KATO Hiroshi

 

東京藝術大学附属音楽高等学校を経て同大学器楽科を卒業。在学中に「安宅賞」を受賞し、日本音楽コンクールに入選。1990年よりハンガリー国立リスト音楽院に留学し、イシュトヴァン・ラントシュ氏に師事した。
同年ジュネーヴ国際音楽コンクールに第3位入賞後、本格的な演奏活動が始まる。1993年のルセ国際音楽祭に招待されブルガリア国立放送響と協演した後、ブダペスト・フィルやヘルシンボリ響(スウェーデン)の定期公演への出演、ハンガリー国立響をはじめとする内外のオーケストラとの協演を重ね、また東欧各地においてリサイタル、放送への出演等の演奏活動を行った。1996年ドイツのケルンに移り、パヴェル・ギリロフ氏に師事する傍ら室内楽の演奏にも力を入れ始め、ドイツ各地や、イタリア、スイス、オーストリア、スペイン等で演奏会や放送への出演、録音を行い、2001年にはリムーザン国際室内楽フェスティヴァル(フランス)に招かれる。
ウィーン・フィルのメンバーたちとはしばしば室内楽を共演し、特に第一コンサートマスターのライナー・キュッヒル氏とは2001年以来、デュオ・パートナーとして数多くの演奏を重ねてきており、2002年12月のウィグモア・ホール(ロンドン)へのデビューは"THE TIMES"紙上にて絶賛を博し、2005年のウィーン・フィルハーモニー・ウィーク・ジャパンの一環として開催された室内楽コンサートには、メンバーたちと共に出演した。